日常の問題は気づきに満ちています。
ここ2週間ほど、とある日本の会社に支払いをしたいのになぜかできない、という問題を抱えています。
どういうことかというと、その会社の支払いサイトにクレジットカード番号を入力して決済を完了させようとするのですが、何度やってもエラーメッセージが出てしまうのです。
最初は私の側の問題かと思い、
でも試し、そしてカード会社に問い合わせを入れました。
ドイツのカード会社が言うには、ドイツのカード会社で却下されているわけではなくて、決済の記録自体がシステムに全く残っていないので、どうしようもない、とのこと。
そういうことなら、確かにどうしようもないですよね。
支払おうとした記録も残っていないものを、どうにかできる訳がない。
ふたつのカード会社に問い合わせて、どちらも全く同じ回答をしてきましたので、ひとつの会社が気まぐれにそう回答しているわけではなさそうです。
ちなみにひとつの会社には4回も問い合わせました…
最近ヨーロッパのカードのセキュリティシステムはかなり強力で、ネットでカード番号を入れただけでは決済できず、その前に1回限りの認証コードがスマホなどに送られてきてそれをインプットしないと決済が完了しません。でも今回はその認証コードが送られてくる、というプロセスにまでも到達していないのです。
それをその都度日本の会社にも報告しているのですが、私が本当に不思議に思うのは
「どうして何にも変えないのに、良い結果が得られると思うんだろうか?」
ということ。
コーチングではいつも言うことだけれど
うまくいかないやり方はうまくいかないことが実証されているんだから、うまくいきたいならそれを変えなければいけない
というのは当たり前のことです。
ところが先方は
こちらの問題ではなく、ドイツ側の問題です。カード会社に問い合わせてください。
という回答しかしてこない。
何も工夫や新しいことをせず、ただひたすら問い合わせるってことの意味のなさに、どうして気づかないのか?ということです。
そこまで来ると、私がもう何度も問い合わせていること自体、信じてもらえてないのかな?と疑いたくなってしまいます。
これでは全然一緒に問題を解決していこうという気になれないし、ここの会社とはこれまでもお付き合いはあったのですが、信頼感は今回の件で一気に下がりました。
相手から信じてもらえてないのかもな、と感じてしまった時点で、信頼感が落ちるのはまあ仕方ないですね。
私が何を言いたいかというと、別に正直どっちでエラーが起きてたっていいんです。
だけれど、表面的な言葉遣いや対応だけは丁寧っぽく見えて、全く創造性や問題解決能力がないということが、これほどまでに信頼感や信用を壊していくって、恐ろしいことではないか?ということです。
これは特に日本のマニュアル社会において、創造性はゼロだけれどお客様は神様みたいな場面でよくあるのではないかと思います。
私は相手のシステム状況などはもちろんわからないので、それが解決策になるかはわからないけれど
など、提案しているんですけど、さあどうなることか…
ここでの学びは、繰り返しになりますが
ただ表面的によく見せておけばいいと思っていませんか?
ということです。
もちろん、笑顔や丁寧な言葉遣いは大切です。
でも問題が発生している時に一番重要視されるのは、当たり前ですが「問題を解決すること」です。
つまり、そこで必要な能力は、好感度の高いコミュニケーションなどではなく、クリエイティブな視点と発想、行動力です。
あなたはどちらがいいですか?
おそらく②の方がいいという方が、ほとんどだと思います。
これ、問題解決だけに大切なのではなくて、生きていく上でとても大切な質問です。
逆に言えば、上の3つの質問を常に意識しながら生きていたら、人生はスムーズに周り、そして自分が望む成功を手にしていくことができます。
ぜひ皆さんも、上の質問、日常で使ってみてくださいね。
そして、日常で起きたうまくいかないことや嫌なことは、このように全て自分の人生に応用するための学びです。
嫌なことが起きた!
とあたふたするのではなく、自分のためになるエネルギーに変換して、ちゃんと使ってあげてくださいね。