コーチングに特に初めて来られるお客様で、ごくたまに「怖い」という感想を口にされる方がいます。
これは色々なケースの怖さがあって、シンプルなものならば
コーチの口調が怖かった
ということから
自分のことをどんどん質問されてそれに向き合うことが怖くなった
という人までいろいろです。
私の口調が怖かった、というのは話し方の好みの問題もあるので、私も最大限に努力しますとしか言えないのですが、おそらく口調が怖いと言った方の多くも、口調という言葉を使ってはいますが、質問されてどんどん自分の内面に切り込まれていく感じが怖かったというのも含まれているんだろうなあ、と感じます。
なぜなら、そういう感想を口にされないクライアントさんの多くが、とても安心感に包まれたセッションだったとか、包容力があって優しかったとか、笑顔で話を聞いてもらえて嬉しかったなどと言うからなんです。
そして、それをお世辞で言われているわけではないのはわかります。お世辞を言ったからってクライアントさんが得することはなんにもないですし、そういう方はほぼ100%、その後も私のセッションにいらっしゃいますから。
私自身のセッションのやり方が、来られるお客様によって180度変わることはありません。
もちろん、お客様のコンディションによって、より優し目に共感をメインに、あるいはよりパワフルにやることはあります。
が、間違っても初めていらして不安そうな人に、わざと厳しくやることはありません。
つまり、同じ人間が同じやり方でコーチングしているのに、受けた方の意見が正反対になるというのは、私のやり方に原因があるというより、受け取る相手の受け取り方が全然違うからだという結論になるでしょう。
怖いと思ってしまう方の多くは、
という状態なのかな、と想像がつきます。
コーチングに初めてくる方には
というのを最初にお伝えはしますが、もちろん初めての方は緊張していたり、集中力が足りないことがあって、聞いてはいても本当に理解はしていないかもしれません。
だからこそ私も、安心できる雰囲気や、集中できるようなエクササイズを取り入れて最大限その場の環境を整える努力はしていますが、それを伝えきれないのは、私の至らなさでしょう。
だから、コーチングに特に初めていらっしゃる方には、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
コーチングで本当のことを言っても、批判されたり、ジャッジされることはありません。
むしろ本当のことを言うことができなければ、あまり意味のない表面的なコーチングで終わらざるを得ません。
私は超能力者ではないので、コーチングはクライアントが話したことを元に、進めていきます。
だからこそ、本音を話していただくための効果的な質問をしますが、そこでなるべく本音を言いたくない人であれば、そのような質問をされたら気分が悪くなるのは当たり前かと思います。
たまにその葛藤が強いにもかかわらず、でも結局は「本音を言ってしまう方」というケースがあります。
そのようなセッションは、とてもエモーショナルなセッションになることが多いです。
本当は隠しておきたかったことをつい言ってしまった、見せてしまった、ということで、ドッと脱力したり、ものすごい感情が出てきてしまうんですね。
そんなセッションの次のセッションでは、私もびっくりすることが多いです。
なぜなら、そのようなクライアントさん、次にくるときには、たいてい別人のように変化しているからです。
当然ですね。
今まで出せないと思っていた本音を出したから、大きな抵抗や葛藤が消えてしまうんです。
そういう方は、態度から表情から、別人かと思うくらいの変化が見られます。
本人はあまり気づいていなかったりもしますが、そんな変化がたった数日のうちに起こるのには本当に毎回驚かされます。
つまり、何が言いたいかというと
には怖さなどの痛みが伴うこともある、ということです。
当たり前です。
簡単なことであったら、コーチングに来る必要もなく、みなさんご自身で解決されているでしょうから。
でも、そこに怖さを感じるということは、そこに手放したら変われる「何か」がある、というサインでもあります。
だから、怖くてたまらないからそんなことしてまで変わりたくない、と思う人以外は、そこに勇気を出して向き合えば、想像もできなかった変化が待っている可能性があります。
どうでしょうか?
この記事を読んでコーチングを受けてみたい、と思った方は、ぜひコーチングを体験されてください。大きな手応えを感じられると思います。
この記事を読んで逆に、コーチングなんて怖そうだし手を出さない方が良さそう、と思った方は、どんなに誘われてもコーチングを受ける必要はありません。
コーチングを受けるか迷っている方は、ぜひこの記事を読んだ後の自分の感覚をリトマス紙として使ってあげてくださいね。
お試しコーチングセッション