問いにはものすごいパワーがあること
ご存知ですか?
みなさん、問いにはものすごいパワーがあることをご存知ですか?
正しい問いかけが自分の日常で使えるようになると、解決策を見つけるポジティブなマインドセットに自分自身を変えていくことができます。
そうなると、人生から自動的に問題がなくなっていきますから、ラクに生きられるようになるんですね。
あなたもそんなふうに、自分の人生を整えたいと思いませんか?
ぜひこの記事を読んで、あなたもこの素晴らしいパワーを早速今日から使ってみてください。
まず、「問い」とは一体なんなのでしょうか?
世界ナンバー1コーチのアンソニー・ロビンズもよく言っていますが、問いとは「脳を適切に使うための鍵」です。
どういうことかというと、問いは、私たちが持つ脳というコンピューターを動かすための、最初の命令なんです。
車を動かしたいなら、最初の命令は、キーを差し込んで(最近は差し込まない車もありますが)エンジンをスタートさせることですね。
それと同じで、脳というコンピューターから必要なものを取り出したり、解決策を導いてもらったりするためのシステムを稼働させるために使うキーが、「問い」です。
脳はどのキーを使われたかで、いろいろな答えを導き出すことができます。
だから、自分が手に入れたいものを導くための質問を問いかければそれが手に入るし、的外れな質問をしてしまえば、的外れな答えが返ってくる、ということになります。
つまり、この現象を現状に置き換えるなら、自分が手に入れたいものを導き出せるような質問をかければ、自分が解決したいことに繋がるし、逆に自分が望まないものを導くような質問をすると、その日は台無しになってしまうかもしれない、ということです。
それでは人生が台無しになる質問と、そうでない正しい質問との違いについて見ていきましょう。
こんな質問が、人生を台無しにする質問の典型的なパターンです。
これらの質問の本質は、上手くいかない原因を問いかける質問だということ。
もしあなたが無意識に日頃こんな質問を頭の中で繰り返し自問自答しているなら、あなたはそれほどいい気分で毎日を過ごしていないかもしれません。
それだけでなく、毎日真剣に考えているのに、解決方法も答えも見つかっていない可能性もあるでしょう。
そしてかなり長い間、そのことについて悩んでいる自覚もあるかもしれませんね。
それは当然なんです。
だって、上手くいかない原因を教えてください、と聞かれたら、脳は必死で上手くいかない理由を何かしら答え続けてくれます。
でも解決方法については聞かれていないですから、それを答えてはくれません。
あなたの考え方が足りないのではなく、質問が的外れなだけなんです。
思い当たることがあった方、いらっしゃいますか?
それでは、上の質問の代わりに、こんな質問ならどうでしょう?
この質問の本質は、解決策を聞いているということ。
解決策を聞いたら、脳は必死で解決策を探し、答えてくれます。
さあ、あなたはどちらのタイプの質問を、使っていきたいですか?
ここまでの話で、感覚的に質問の型の違いは理解していただけたのではないかと思います。
この話は、ポジティブ思考とかネガティブ思考とか、そんな感覚的な話ではありません。
もっと脳の仕組みに基づいた、理論的な話です。
脳はもらった質問通りに意識をフォーカスし、その答えを探してくれるスーパーコンピューターです。
だから、「なぜみんなと上手くいかないか?」
と聞かれたら、上手くいかない理由やダメなところを探し始めるし
「上手く行くやり方は?」
と聞かれたら、上手く行くやり方を探してくれる、というそれだけです。
当たり前ですけど、上手くいかない理由を並べても、物事は解決しません。
上手くいかない理由を並べて、それを改善する行動にすぐに出られるならもちろんいいのですが、たいていの場合は上手くいかない理由ばかりを目の前に並べた人は気分が悪くなり、それを反転させるためのエネルギーはなくなります。
でも、上手く行くやり方だけを最初から並べることができれば、スムーズに物事は解決できますね。
選択肢がたくさんあればあるほど希望が出てきて、気分も上がるからそれを実行に移すことができます。
では正しい質問をする力を身につけようとするときに、どのような方法があるのでしょうか?
①意識
まず、質問にはパワーがあるということを知り、正しい質問(解決策を導くための質問)をすることを心がけましょう。
正しい質問ができない理由があるとすれば、何も考えず、無意識に問いかけをしてしまうから。
だから意識することだけで、正しい質問に切り替えられる方もいるでしょう。
意識しておくだけでももちろんいいですが、本気でやりたいなら、このことを目に見えるところに書いて貼っておく、アファメーションにして毎朝、毎晩唱えるなど、常に自分自身に覚えさせていくような工夫を行ってみてください。
②感情をチェックする
質問を投げかけた後の感情をしっかりチェックしていきましょう。質問を投げかけたあとに、なんだかネガティブな気分、停滞したような重たい感覚がある質問というのは、自分を止める質問をかけた、ということです。その感情にしっかり気づき、気持ちが軽くなって前進させてくれるような質問に改めて切り替えましょう。
③習慣化
正しい質問をかけることを習慣化しましょう。例えば毎朝同じ時間に、今日手に入れたいことについての正しい質問をする、という習慣がつけば、自然と正しい質問を投げかける癖がついたり、正しい質問を作る練習を重ねることができます。
例えば、私が毎朝唱えるのは、こんな質問です。
今日眠りにつくとき、今日がどんな1日なら最高の気分かな?
みなさんも、毎日を最高の1日にしてみませんか?
④<番外編>Chat GPTで練習
みなさんはChatGPTを使ったことがありますか?
ChatGPTに答えをもらうためには、プロンプトという、問いかけから開始する必要があります。
そしてこのプロンプトをどう書くかで、回答の質が全く違ってくる、ということが起こるんですね。
普段からChatGPTを使っていると、「どうしたらもっといい答えがもらえるのか?」という考え方はすごく身につくような気がします。
さて、ここまでのまとめです。
皆さんも正しい問いを活用して、サクサクっと前進できる人生を、自分で作っていってください。
ちなみに、問いのパワーに関しては、冒頭でもご紹介したアンソニー・ロビンスの本にとてもいいものがあります。
興味のある方は読んでみてください。おすすめですよ。
「アンソニー・ロビンスの運命を動かす」