なんか代わり映えしない毎日
私ももっと楽しいことや素敵なことを引き寄せて、もっと人生を楽しめたらいいのに・・・
そんな思いで、引き寄せの本をたくさん読んでみたのに、何も引き寄せられない
なんてあきらめてしまっていませんか?
引き寄せられないそもそもの原因は、引き寄せの目的と本質を、理解できていないからかもしれません。
以下で挙げていく引き寄せのメカニズムと本質をきちんと理解すれば、誰でも引き寄せは扱えるようになります。
引き寄せは、それを意識的に行った人だけに適用される法則ではありません。実は、引き寄せなんて言葉を知らない人、そんなことを考えたこともない人にも常に起きている現象です。
一般的に理解されている引き寄せは、何か欲しいものを手に入れた、などのゲーム感覚で理解されていることが多いですが、実際はものを手に入れることではなくて、自分が現在受け取っている現実は全て引き寄せによって起こされた状況である、というのが真実です。
つまり、引き寄せの法則という言葉を知っているか知らないかにかかわらず、誰もが常に未来の引き寄せを作動させているのです。
それでは、意識していないのに、どうやって引き寄せを発動させているのでしょうか?
引き寄せの基本は、自分が意識をむけている感情を引き寄せる、ということです。
例えばいつも怒りっぽくてイライラしている人。そういう人が通常意識を向けている感情は、イライラです。イライラにとどまっている時間やそのことを考えている時間が長いほど、意識を向けている、ということになります。そうすると、必然的に未来にもイライラしている自分や、イライラを産む出来事を創り出します。
逆にいつも満足している人。そういう人は、満足という感情にフォーカスしているため、未来にも満足している自分や、満足を産む出来事を創り出します。
どんな感情でも同じです。不安・罪悪感・自己否定・怒りなどに苛まれていれば、そういう状況が近未来にも起きますし、喜び、満足、達成感、楽しいなどの感覚で毎日が溢れている人は、近未来もそのような未来になるということです。
ということは、逆に見てみると、現在今自分のいる状況というのは、過去に自分がそれにフォーカスしたから、ということになります。
えー、こんな辛い状況を私が自分で引き寄せるわけがない!
そう思いますか?
もちろん引き寄せたいと望んだわけではないと思います。ただ、現在持っている感情に何らかの原因で意識を強く向けたことがあるはずです。
もし、その法則が完璧に動くのだと仮定したら、今の辛い状況を改善して未来を楽しくするには、その未来の楽しさを今感じてあげればいい!
簡単に言えばそれだけなんです。
それでは実際に望むものや状況を引き寄せるにはどうしたらいいのでしょうか?
今まで解説してきた通り、今感じていることを未来にも感じるだけなので、例えば未来に叶えたいことがあるのなら、それをすでに手に入れている時のことを想像し、その感情を現在持つようにすればいいのです。
例えば、「会社を辞めて起業したい」という夢を持っていて、それを引き寄せたいと思うなら、起業した時の達成感、ワクワク感、喜びを心から感じる、それを今することが、引き寄せの法則を意識的に使う、ということです。
いや、それは毎日のようにちゃんとやっているのに、それでも願う状況がやってこない!
そんな方は少し自分の感情を分析してみて下さい。
本当に「起業した時の嬉しい気持ち」だけを意識していますか?
それともどこかに、失敗したらどうしよう?という不安や恐れ、やっぱり私じゃ無理という自己否定、そんなネガティブな感情は混じっていませんか?
欲しいものに意識を向けているつもりでも、実は欲しくないものをもっと強く意識していることって、とてもよくあります。
例えば車の調子が悪くて新しい車が欲しいなあ、なんて思った時
新しい車を手に入れた嬉しさ・高揚感
だけにフォーカスすることが新しい車を引き寄せることにつながるのに
今持っている車の調子の悪さや、ここが嫌い、これはダメ、そんなところに無意識にフォーカスしていることはよくあることです。
嫌なことにフォーカスするって多くの人が無意識にやっています。
嫌なこと自体は、それがあるおかげで自分の好きなものが見えたりするので悪いものではありませんが、まず、自分が「嫌なこと」に意識を向けがちな傾向があるかもしれないと思うなら、それをポジティブな言い方に言い換える練習をしてみるのが大切です。
コーチングセッションでも
「どんな仕事に就きたいですか?」と聞くと
など、全ての望みを否定形で答える方、というのはかなりいらっしゃいます。
そういう人はこんなふうに言い換える練習をしてみて下さい。
そんな仕事を手に入れたい。
お気づきですか?
最初の否定形での回答は、それが欲しくない、と言っているのに、頭の中には欲しくないものの絵がはっきりと浮かぶと思います。
言い換えた後は、それとは全く違う、ポジティブなイメージが浮かぶのではないでしょうか?
そんなふうに、欲しいものを考えていると思いながら、実は欲しくないものを考えてしまっていると、欲しくないものを引き寄せる、つまり引き寄せができていないのではなくて、引き寄せのメカニズムをきちんと使って、欲しくないものを引き寄せているんです。
ちゃんと、「欲しいもの」にフォーカスしましょう。
引き寄せを使うのにもうひとつ大事なポイントは、自分の感情レベルの状態を把握し、できるだけ欲しいもののエネルギーに常に近い状態でいることです。
あなたのほしいものが「最高に幸せ」という感覚を伴うべきものなら、それを感じることが引き寄せにつながるのに、最低最悪な気分でいるときに、私は世界で一番幸せ、なんて感覚を体感することはまず無理です。
そんな時は、まず自分を少しだけほっとさせてあげる、ということをして下さい。
ほっとすることは人それぞれ違います。
何も大きなことをしたり、抱えている問題に直接関わりのあることでなくて構いません。
例えば
これは一例ですから、あなたがほっとするならホラー映画を見るでもいいし、メタルを聞くでもいいんです。世間一般の「癒し」みたいなものとは混同せず、自分だけのほっとするアイテムを普段から集めておき、落ちたなあと思うときにそのリストにあるものを片っ端からやってみる、ということをすると、引き寄せたいエネルギーから例え離れることがあっても、すぐに元に戻すことができます。
望むものがまだ手に入っていなくても、それが手に入っている前提で生活する、というのを続けるのはとてもパワフルなやり方です。
注意したいのは、それをやることで不安を生まないようにすること。
例えばお金がほしいと思っていて、もうお金が手に入った前提でバンバン使う、ということをやると、大抵はお金が手に入った嬉しさより、実際にお金がないのに使っている不安を感じることの方が強くなると思います。そうなると結局は「お金がなくて不安」という状態を引き寄せます。
ですからお金がほしいのであれば、
それをイメージして、お金が手に入る前からその状況と同じ感情で生活する、ということです。
どうしてそれがほしいのか?を考えてみると、実はほしいのはそのものではなくて、なんらかの感情的体験がほしい、ということもよくあります。
例えば、欲しかったのはお金ではなくて、お金があることで得られる心の余裕だった!、つまりお金は今のままでも、なんらかの形で心に余裕が生まれれば、実は満足してしまう、ということもあり得ます。
最後にもう一度引き寄せについてまとめると
さあ、皆さんもこの法則をうまく使って、ほしい体験、どんどん手に入れてみてください。
そして以下、引き寄せの真理をとてもよく書いてあって、私が個人的におすすめしたい本をご紹介しておきます。ちょっと理解が難しい本も入ってますが、どれも真理をついている本ですからピンときたら読んでみて下さい。
本の詳しい紹介は、長くなるのでまた別の機会にしますね。
「願えば、かなう エイブラハムの教え」 エスター&ジェリー・ヒックス