こんな時に必要なのは「俯瞰した視点で状況を整理すること」です。
どういうことかというと、人は誰でも自分なりの見方、思い込み、視点というものを持っています。
サングラスをかけると世界がそのグラスの色に染まるような感じを想像してみてください。
物事に関する感じ方というのは、どんな色のサングラスをかけてそれを眺めるのか?という違いによって、いろんな解釈が生まれるということです。
だから、自分の頭という枠から出ずにいろんなことを考えていても、自分のかけているサングラス以上の視点やアイディアは生まれない、ということなんです。
では俯瞰して状況を整理するためにできることとは、どんなことでしょうか?
まずはその頭の中だけで考えていることを「言語化」してみて欲しいんです。
頭の中だけでぐるぐる考えている時というのは、実は言語化できていません。
よく「モヤモヤする」なんて言いますが、それを聞いたところで全然どんな状況なのかはわからないですよね。
これって感じていることをなんとなく表現はしていますが、具体的に何かをきちんと言語化してはいないということです。
言語化するというのは、その状況を全然知らない人が聞いても何が起こっているのかわかるくらいに、きちんと説明する、ということ。
これは書いても話してもどちらでもOK。
ポイントは、まるで誰かにプレゼンテーションをするようなイメージで行うことです。
これが「俯瞰すること」と「整理すること」につながっていきます。
そしてそれができると、新しいアイディアや方向性が見える、ということが起きるのです。
これは誰かに実際に見せなければいけないわけではないので、もちろんひとりでやったらいいのですが、誰かに見せたり聞かせたりすることでの大きなメリットもあります。
その聞き手が良い聞き手であればあるほど、あなたが「当然のこと」として説明を省いた部分に、質問を投げかけてもらえるのです。
ここで間違えないでいただきたいのは、良い聞き手というのはあなたの話にテンポよくついてきて盛り上げてくれて、何かアドバイスをくれる人ではありません。
良い聞き手というのは、あなたに安心して話す場を与えてくれて、でも不明瞭な部分に質問してくれたり、あなたがうまく言葉にできない部分の言語化を手伝ってくれる人のことです。
家族や友達にそういう人がいるなら、それはとてもラッキーなこと。
そういった「良い聞き手」にあなたの状況を説明すると、あなたが自分で考えていた時には見えていなかった新たな可能性や、自分が抱えている思い込みというものを簡単に見つけることができます。
これが実はコーチングセッションでやっていくことで、中には10年悩んでたことが数10分で解決策を見出せることなんてしょっちゅうあります。
だから私がいつも思うのは、早く変化したり次のレベルに行きたいと思っている人ほど、そんなに悩まずさっさとコーチングセッションに来て欲しいな、ということなんです。
時々「でも依存しちゃうのでは?」なんて変な心配を始める人がいますが、コーチがアイディアをあげるわけではなくて、視点の広げ方や俯瞰の仕方を学ぶわけですから、その感覚を掴めるようになれば自分で勝手に俯瞰できるようになるということ。
だから依存のしようがありません。
自分ひとりできちんと言語化できる人はいいですが、それがうまくできた覚えがあまりないという人は、そもそも「俯瞰する感覚」自体を知らない可能性がありますから、プロの行うコーチングを1度受けてその感覚を体感してみることはとても意味のあることだと思います。
信頼できる「聞き手」を持っていることは、人生の大きなサポートになります。
あなたもぜひそんな人をひとり身近に持っておくと、人生をどんどん自分で変えていくことができるようになりますよ。
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