YouTubeではチラッとお話したこともあるのですが、実は本を書きたいと思って準備をしています。
ところがその本の執筆のすすまないことといったら・・・
すすまない理由は色々だと思うのですが
などが自分でも思い浮かんでいて、だからこそ「時間・プライオリティ・構成」というところに書けない理由は落ち着くのかなあ、などと考えていたわけです。
そして先日、プロのコーチ同士での勉強会でコーチングを練習しあったときに、私がクライアント役のときにこのテーマを使ってふたりのコーチにセッションをしてもらいました。
が、そこでもやはり上にあげたこと以外は思い付かず。
時間を決めて実行するという取り組みはこれまでもやってきて、それがあまりうまくいかなかったので、じゃあプライオリティを無理やりあげようと思い、今週からコーチングセッションが入ってない日がもしあるなら、その日にやるメインの活動はまず執筆、というルールを決めました。
そして今日がその日だったんです。
そしてやってみた結果、確かにプライオリティを高くしていなかった、というのもあるかなあ、と感じてはいるんだけれど、今、なんとそれ以上の根本的な理由に気づいてしまったんです。
なんだと思いますか?
単に、縦書きが書きづらかったんです!
もう、どっと脱力感しか感じませんが、フォーマットを横書きに直して横書きで書き始めたら、ものすごく集中できて、5000字くらいあっという間でした。
なんだ、こんな1時間くらいで5000字書けるなら、10日もあれば最初のとりあえずの原稿は書き終わるということだ、ということが分かって安心しました。
まあ、安心しただけじゃダメなので、もちろん執筆のプライオリティを高くして、実践していくつもりですが。
何が言いたいかというと、人間は考え過ぎて物事を複雑にすることが得意だし、つまずいている理由を大きなものにしたがる癖があるかもしれません。
私の場合も
単に縦書きのフォーマットが書きづらくて、それが気になってしまって集中できない
↓
集中できないから、何を書いているのかよくわからない
↓
気持ちが乗らないから楽しくない
↓
筆もすすまないから、達成感もないし執筆のプライオリティが下がる
ということだったわけです。
つまり、気合が足りないとか、モチベーションがないとか、本当に書きたいわけではないのでは?とか、いろんな問いかけをすることはできるけれど、それはどれもちょっと視点がズレていて、本当の問題は「フォーマット」の部分だったわけです。
抱えている問題や悩みに対して、大ごとにする前に、もっとシンプルな理由があるのではないか?と確認してみることは、案外有効なことです。
私がこのテーマでコーチングをしてもらったとして、一番有効であった質問はおそらく
この3つの質問をもらえたら、「縦書きフォーマットが書きづらい」が見えてきたんだろうな、と思います。
私がコーチングをしていて思うのは、案外このシンプルな問題で悩んでいる方、というのは多いものなんです。
例えば
そういう問題、というのはこれ以上掘り下げることではなくて、疲れているなら休んでから開始すればいいし、それが好き/嫌いなんていうのは好みの問題なので、それが仕事に差し障るとか、トラウマになっていて日常生活を楽しめない、ということでもない限り、それ以上掘り下げる必要のないことだと思います。
私の「縦書きが書きづらい」にしたって、それ以上掘り下げることじゃないですよね?
「なぜ私は縦書きが書きづらいのか?」ということを理解したら何かにつながるわけではなく、その理由なんてどうでもいいからさっさと横書きにしたらいいんです。
なぜ?という部分を掘り下げるのは大切ではありますが、掘り下げる方向性がすごく大切ですね。
みなさんもつまずいていることがある時、もしかしたらもっとシンプルな理由があるかも!と客観的に考えてみることで、実はその悩み、案外すぐに解決してしまうかもしれませんよ。
「どうしてもひとりではいろんな視点でものを見ることができない、助けて〜!」という方は、どうぞコーチングセッションにいらしてください。一緒に見ていきましょう。